海の砂漠化に向き合いたい。
海洋プラスチックゴミが注⽬されていますが、「磯焼け」と呼ばれる海の砂漠化も深刻な問題です。
サハラなどの砂漠ではほとんどの⽣物は⽣きていけません。海も同じです。
海藻類が減ることに伴って⿂たちも減り、豊かだった海が、豊かでなくなっています。
私たち⼀般社団法⼈海洋連盟は、こうした海の砂漠化の現状をより多くの⼈々に知ってもらう活動をすると共に、
海の緑化のために活動している個⼈や団体をサポートするしていきたいと考え、Blue Actionをスタートすることにしました。
私たちはみなさんと⼀緒に、STOP海の砂漠化について考え、⾏動していきたいと思っています。
みんなで海の緑化を推し進めたい。
海の緑化は1⼈でやってもほとんど効果がありません。しかし、数多くの⼈たちが参加してくれれば可能性が広がります。
私たち海洋連盟は、緑化の活動をしている個⼈や団体をサポートするためのドネーション・プログラムを⽴ち上げました。
協賛する企業や団体の商品やサービスの売上の⼀部を寄付していただく取り組みです。
寄付付きの商品やサービスを購⼊することで、みなさんもこのBlue Action活動の⼀員として参加したことになります。
お知らせ
海の砂漠化とは
海洋プラスチックゴミが話題となっていますが、海が抱える問題点はそれだけではありません。
私たちが注⽬したのが「海の砂漠化」です。
「磯焼け」とも呼ばれるこの現象は、海藻類がなくなって海中が⽂字通り砂漠のようになってしまうこと。
ただし、海中の状況が地上からは⾒えないことから、その惨状はほとんど知られていません。
砂漠化=磯焼けとは?
「磯焼け」とは、「浅海の岩礁・転⽯域において、海藻の群落(藻場)が季節的消⻑や多少の経年変化の範囲を越えて著しく衰退または消失して貧植⽣状態となる現象」のこと。 ⼭や森の緑がなくなって砂漠になると多くの動物が⽣きられないように、海も砂漠化すると⿂介類が⼤幅に減ってしまいます。 ⿂が1匹も泳いでいない海なんて想像できますか?でもそんな恐ろしい状況が海中では進⾏しているのです。
磯焼けの原因
はっきりとした原因はわかっていませんが、ウニなどの海藻を⾷べる⽣物による⾷害、海⽔温の上昇やそれに伴う海流の変化による海の栄養の劣化、海洋汚染なども⼀因とされています。明確な原因がわからないとはいえ、砂漠化は今現在も進⾏していて、何か⾏動を起こさなければ、本当に⿂が1匹もいない死の海になってしまう可能性さえあります。
海の緑化活動
砂漠化対策=海の緑化は、さまざまは⼈たちがさまざまなアプローチで⾏っています。植林のようにアマモなどを植えていく藻場再⽣活動、サンゴ礁の再⽣プロジェクトなどもそうですし、鉄鋼スラグを沈めて新たな藻場をつくるといった研究も進められています。
私たちの役割
私たちはまず第⼀に海の砂漠化が進⾏しているという事実をより多くの⼈たちに知ってもらう活動をします。
そして海の緑化のために活動している個⼈や団体をサポートしていきます。
海の緑化レポート
賛助会員入会案内
深刻です。海の砂漠化の現状
夏の風物詩が食べられなくなるかも…
海洋連盟の代表代行が暮らす神津島では15年以上前から海の砂漠化の問題に着目し、定期的に海藻類とそこに生きる生物の追跡調査を続けています。
神津島は最高級の天草がとれることで有名でしたが、昨年の調査ではその天草をほぼ確認することができませんでした。
天草は和菓子や料理に使われる『寒天』や夏の風物詩である『ところてん』の原料です。
食物繊維が豊富でカロリーがゼロでもあるため、最近ではダイエット食品としても人気ですが、このままの状況が進めば、『寒天』『ところてん』が食べられなくなる日が来るかもしれません。
Blue Actionでは、この状況を皆様に知っていただくため、WEBサイトで神津島の過去の調査レポートを公開させていただいています。
ぜひ、一度ご覧ください。
2021年5月 神津島追跡調査
調査実施日 | 2021年5月7日(金) | 天候:曇り/風:なし |
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調査ポイント | 温泉下 | 稚貝 追跡調査 |
データ | 水温21度 | 水深6.9m |
放流貝1個(トコブシ4cm 1個)天然貝20個(5~6cm 15個/6~7cm 3個/8cm 2個)確認できました。 | ||
アワビ・サザエは確認出来ませんでした。イギス・天草は少々確認できました。 |
資料提供:神津島村役場
はじまっています。
海の緑化への取り組み
あなたの植える美しい花が、珊瑚を守る。
赤土の流出による珊瑚、海藻への被害は「沖縄県赤土等流出防止対策基本計画」や環境省の「日本のサンゴ礁」でも明らかです。
この赤土の流出を防ぐため、裸地や畑の周辺、斜面の下側などに、樹木や草木などの植物を帯状に植えることで、水の流れを弱めたり、濁水中の土粒子を捕捉し、赤土等の流出を防ぐ対策方法「グリーンベルト植栽」という取り組みが行われています。
また、グリーンベルトは、土砂の流出を抑えるとともに畑の土が側溝に落ちるのも防ぎ、赤土等流出量の50~60%程度を軽減する効果があるといわれています。
グリーンベルトとして植栽する植物には、アカバナー、ゲットウ、ヤブラン、リュウノヒゲ、ベチバーなどがあります。
アカバナーやゲットウは食品や化粧品の原料になるなど、赤土を防ぐだけでなく経済的効果ももたらしてくれます。
Blue Actionは、農業と珊瑚や海藻が共に持続可能になるための「グリーンベルト植栽」をサポートしていきます。
花が咲くと景観的にも美しい
赤囲み部分がグリーンベルト
久米島漁業協同組合による植栽
海洋連盟では、「海の緑化プロジェクト Blue Action」に賛同していただける個人、企業、団体の方々を広く募集しています。
ご賛同いただける方のご連絡をお待ちしております。
海の緑化プロジェクト Blue Action活動概要
活動目的 | STOP海の砂漠化 |
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活動内容 ※参加費が有料になるものがあります。 |
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想定する賛助会員 |
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賛助会員になることの意義 |
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賛助会員へのサービス |
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会費その他の負担 | 法人会費: 年間 50,000円(税別)/口 個人会費: 年間 5,000円(税別)/口 その他の負担: [なし] |
ドネーション・プログラム
企業・団体のみなさまへ
海の緑化ドネーション・プログラム
このプログラムは、Blue Actionの活動主旨に協賛する企業や団体の商品やサービスの売上の⼀部を寄付していただく取り組みです。
寄付⾦はすべて海の緑化に関する広報活動や緑化運動のサポートへ使わせていただきます。
ドネーション・パートナーとして登録
プログラム参加企業・団体にはドネーション・パートナーとして登録いただきます。
ドネーション・パートナーは寄付対象商品にBlue Actionマークを表⽰する、
もしくは商品の⾊を⻘にする事でドネーション・プログラムをユーザーにアピールすることができます。
Blue Actionマークはホームページやカタログへのも掲載可能です。
SDGs 14への参加
プログラム参加企業・団体は「SDGs 14 海の豊かさを守ろう」の活動に参加したことになります。
ホームページ等での告知等にご利⽤いただけます。
寄附⾦の損⾦算⼊について
法⼈の資本⾦等の額、所得の⾦額に応じた⼀定の限度額までが損⾦に算⼊されます。
※個⼈の場合、控除対象にはならないのでご注意ください。
詳しくは国税庁の下記ページをご確認ください。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/04_3.htm
ドネーション・パートナーへの登録やお問い合わせは下記よりお願いします。
ドネーション・パートナー
海と街と株式会社
Blue Actionアワード
海の緑化の活動を⾏っている団体や個⼈の活躍を表彰させていただきます。
表彰により脚光を浴び、より多くの⼈たちに海の砂漠化の現実を知ってもらうと供に活動している⽅々の励みになればと考えます。
詳細については当ホームページでお知らせしますので、少々お待ちください。
お問い合わせ
ドネーション・パートナーへの登録やお問い合わせは下記よりお願いします。